開催のご挨拶
日本畜産学会第 130 回大会 大会長

東京農業大学農学部動物科学科
半澤 惠
開催のご挨拶
皆様,お世話になっております.この度,昨年9月東北大学が主催された第129回大会以来1年ぶりとなる2022年9月14日〜17日の会期で,東京農業大学が日本畜産学会第130回大会を担当させて頂きます.本学で日本畜産学会の大会をお引き受けするのは,震災の関係で中止となった第113回大会以来,はや11年です.今度こそ皆様を,1998年に開設した農大厚木キャンパスに世田谷キャンパス,北海道オホーツクキャンパス所属の学会員と共にお迎えし,文字通り広く畜産学・動物科学ならびに関連領域の関係者が一堂に会した大会を開催することを祈念しておりました.しかしながらご案内の通り,未だ新型コロナウイルス感染の終息が見通せない現状でございます.そこで九州大学が主催された第128回大会,東北大学が主催された第129回大会に続き,一般公演,優秀発表賞応募講演,English Presentation Award,関連シンポジウム,諸会議,ならびに関連学会など大会会期中に実施されるプログラム全般をオンラインで実施させていただくことと致しました.具体的な開催形式については,第129回大会での方式を踏襲させて頂く予定でございます.参加のご準備程,よろしくお願い申し上げます.
さて,本大会では,公開シンポジウムとして,「未来をになうAnimal Scienceの発展と展開」と題して,第1部:世界を視野に入れた多様な家畜の可能性,第2部:野生動物学から生命科学まで,第3部:SDGsへの取組み,について各分野のオーソリティにご講演頂く予定です.“深化”と“多様性”を兼ね備えた畜産学の発展が支える未来を皆様と共に展望できればと存じます.なお,公開シンポジウムについては高校生,大学生,一般消費者にも参加を呼び掛け,将来の日本の畜産学,畜産業をになう若者に響けばと考えております.
何かとご不便をお掛けするかと存じますが,より多くの方々にご参加頂きたく存じます.どうぞよろしくお願い申し上げます.