The 130th Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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ランチョンセミナー

ASJ・日畜会報におけるプレプリント(サーバー)の活用について

Thu. Sep 15, 2022 12:30 PM - 1:30 PM Zoom会場5 (オンライン)

主催:(公社)日本畜産学会 機関誌編集委員会
協賛:ワイリー・パブリッシング・ジャパン株式会社

12:30 PM - 1:30 PM

[JLS] ASJ・日畜会報におけるプレプリント(サーバー)の活用について

*Kazuhiro Kikuchi1, Ikuyo Nakajima2, Hiroki Furuta3 (1. Editor-in-Chief, Japanese Society of Animal Science, 2. Vice Editor-in-Chief, Japanese Society of Animal Science, 3. Executive Editor, Japanese Society of Animal Science)

プレプリントとは、査読を通過する前の論文のことであり、査読前論文とも呼ばれます。プレプリントを記録・公開するリポジトリをプレプリントリポジトリといい、これをホストするサーバーがプレプリントサーバーです。サーバーで公開されたプレプリントは多数の研究者の目に触れるので、場合によっては再現実験が行われ、厳しいチェックを受けることになります。こうした情報は研究者間にすぐさま広がるので、これが査読に代わる役割を果たしているともいえませす。主に物理科学分野において利用されて来ましたが、医学を含むライフサイエンス、社会科学で活用されるようになり、最近では生物学(BioRxiv)や農学分野 (AgriRxiv)でも散見されるようになってきました。日本科学技術振興機構(JST)も2022年4月に、英和文対応の日本初のプレプリントサーバー (Jxiv)を立ち上げ、研究者の利用を呼びかけています。このような状況から、当学会においても2021年9月より、順次、機関誌(ASJならびに日畜会報)の論文投稿の手引きならびに投稿論文に関するガイドラインを改訂して、プレプリントの利用を容認することとし対応できるようにいたしました。 本セミナーでは、「プレプリントの研究者へのメリット・デメリットは?」、「利用した方がいいのか?」等の、さまざまな疑問や不安について、わかりやすく解説します。併せて機関誌の現状(投稿数の推移やアクセプトの割合、掲載までの日数、インパクトファクターの重要性など)についての最新状況についてもお知らせします。 (協賛 ワイリー・パブリッシング・ジャパン株式会社)