第13回日本アスレティックトレーニング学会学術大会

大会長挨拶


第13回日本アスレティックトレーニング学会学術大会
大会長 倉持 梨恵子(中京
大学)
 

 第13回日本アスレティックトレーニング学会学術大会を、2024年9月14日(土)、15日(日)の二日間にわたり、中京大学(愛知県豊田市)において開催させていただくこととなりました。

 
今回の学術大会のテーマを「アスレティックトレーニングを支える経験・研究・教育の連携」と致しました。スポーツが実践される現場での「経験」から導かれる問題提起に対し、科学的根拠を探索する「研究」活動によって効果的な対応が導かれ、得られた法則を「教育」・普及することにより、実践現場で生じた問題が広く適切に解決されます。そのためにはそれぞれの分野を担う人々の連携(同じ目的で何事かをしようとするものが、連絡を取り合ってそれを行うこと)が必要不可欠です。しかしながら、それぞれのスペシャリストが持つ価値観や情報の有機的な連携が、言うほど容易くないこともまた事実です。この学術大会を通してその意義を再確認し、連携の実現に繋がるきっかけや機会の創出になればと考えております。


 また、これまでの学術大会における学術ワークショップを通じ、参加者の皆様に研究と実践の両立をサポートする取り組みを進めて参りました。本学術大会ではさらに一歩踏み込み、実践研究の発表を積極的にサポートして参りたいと考えております。このようなプロジェクトを通じて一般演題発表の充実を図るとともに、教育講演、シンポジウム、クリニカルワークショップ等の各種プログラムを企画し、参加者の皆様の学びや交流に繋がるよう準備を進めて参ります。

 
前回の学術大会から対面開催が再開でき、顔を見て、直接対話することから生まれる多くの連携があることを実感する機会となりました。愛知県での開催は2014年の第3回大会以来、また、関東以外での開催も久方ぶりとなります。この機会に中京大学豊田キャンパスに足を運んでいただき、皆様と直接お会いできることを楽しみにしております。一方、この数年間でオンラインでのコミュニケーション技術が発展・普及したことによる、新しい情報共有の仕方が創出されました。本学術大会では、両者の利点を活かし、昨年に続いて来場参加とオンデマンド視聴によるハイブリッド開催と致します。

 
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 

第13回日本アスレティックトレーニング学会学術大会
大会長 倉持 梨恵子

(2023年11月10日)