第69回日本アレルギー学会学術大会

セッション情報

Educational Seminar

[ES-5] Educational Seminar 5
上下気道における2型炎症について

2020年9月17日(木) 12:45 〜 14:00 ライブ配信

座長:横山 彰仁(高知大学医学部付属病院 呼吸器・アレルギー内科学)

共催:サノフィ株式会社

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)と喘息は互いに高頻度に合併する疾患であり、その病態には、上気道・下気道における、上皮由来サイトカイン(TSLP, IL-25, IL-33)を介する自然免疫ならびにTh2細胞を中心とした獲得免疫からなるType2炎症の関与が明らかにされている。IL-4とIL-13は重複した機能及びそれぞれ独自の機能を持ちType2炎症の発現に重要かつ中心的な役割を担い、組織の線維化やリモデリング等に深く関与することが知られている。本講演では、CRSwNPにおける鼻茸形成や喘息におけるリモデリングといった難治性病態の形成機序やその制御の可能性について最新の知見をもとに概説いただく。
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