[YRS2-2] As a bacteriologist
「若手研究者にとって辛い時代だよね。」というご意見を聞く機会が増えたように思う。そして,今の大学院生やポスドクの方々のご意見を聞くと確かに考えさせられることが多く,根本的な悩みは研究者としてやっていけるか不安ということになる。自分がその若手と言われる時代にどういうことを考えて選択してきたかあらためて考えてみる。本発表では,私が細菌学分野に身をおきながら,当時,何を考えて行動していたか,将来についてどういう展望があったかについてできるだけ詳細に話したいと思う。特に,私が他のヒトと異なる考え方で,特殊な選択をしたかもしれない部分を中心に発表するつもりである。私は大学院の研究室で研究を始める前に色々な経験をして,考えて,研究者を目指した。そういう部分が私の特殊な選択をした理由となっているので,その点についても説明したいと思う。