小川 道永1,雫石 早矢佳1,2,3,梁 明秀2,明田 幸宏1,大西 真4 (1国立感染研・細菌1,2横市大・医・微生物,3学振特別研究員,4国立感染研)
セッション情報
シンポジウム
[S5] シンポジウム5
レンサ球菌研究の新しい風
2022年3月30日(水) 09:15 〜 11:45 チャンネル3
コンビーナー:小川 道永(国立感染症研究所),野澤 孝志(京都大学)
レンサ球菌属には、A群レンサ球菌や肺炎球菌などの臨床上重要な病原性細菌が含まれ、古くからこれらの細菌的性状や細菌毒素について研究が進められてきた。近年、レンサ球菌感染症の発症機序解明に繋がる新たな宿主免疫回避機構や宿主応答、さらには、これまで見逃されてきたヒト常在性の日和見レンサ球菌による感染症の存在が明らかとなってきている。本シンポジウムでは、A群レンサ球菌、肺炎球菌感染における菌側要因(病原性因子やゲノム多様性)と宿主側要因(自然免疫、ストレス応答)に関する解析、ヒト常在性のアンギノーサス群とミチス群の病原性に関する解析、さらには臨床において新たに問題となっているレンサ球菌感染症など、様々なレンサ球菌に関する最新の話題を取り上げ、細菌学的観点からのレンサ球菌感染症研究の問題点と今後の展望について考えていきたい。
菊池 賢 (東京女子医大・感染症科)
住友 倫子,川端 重忠 (阪大・院歯・口腔細菌)
竹本 訓彦,秋山 徹 (感染症制御・国立国際医療研究センター)
田端 厚之 (徳島大・院社会産業理工学・生物資源産業学域)
野澤 孝志,中川 一路 (京大・院医・微生物)