Seiji Kojima (Div. Biol. Sci., Grad. Sch. Sci., Nagoya Univ.)
Session information
Workshop
[W1] Workshop 1
Unexpected operation mechanism of supramolecular machinery working in cell membrane
Tue. Mar 29, 2022 2:30 PM - 4:30 PM Channel 1
Conveners: Seiji Kojima(Nagoya University), Tohru Minamino(Osaka University)
細菌を始め様々な生き物の細胞膜では、複雑で重要な生命機能が発現している。それらの機能発現に関わる膜タンパク質複合体の多くは細胞膜内外に形成されるイオンの電気化学ポテンシャル差(イオン駆動力)をエネルギー源として作動し、環境変化に応じてそれらの機能が自律的に制御される。近年、細菌ではこれら膜タンパク質複合体の立体構造が次々に解き明かされ、その意外な機能発現メカニズムが原子レベルで明らかになりつつある。また豊富なゲノム情報と構造情報を組み合わせた比較から、解析の進んでいる既知の膜タンパク質には思いもよらない機能ドメインが見出され、細菌から哺乳類に至るまで広く保存されているチャネルタンパク質の祖先型について考察できるようになってきた。本ワークショップでは、ゲノム情報を駆使し、最新技術を含む様々な手法を駆使して明らかになってきた意外な膜タンパク質の素顔(作動機構)を紹介したい。
Norihiro Takekawa (Dept. Macromol. Sci., Grad. Sch. Sci., Osaka Univ.)
Katsumasa Irie (Dept. Biophys. Chem., Sch. Pharm., Wakayama Med. Univ.)
Satoshi Tsunoda (Dept. Biosci. Applied Chem., Nagoya Institute of Technology)
Tomoya Tsukazaki (Nara Inst. of Sci. and Tech.)
Tohru Minamino (Grad. Sch. Front. Biosci., Osaka Univ.)