The 95th Annual Meeting of Japanese Society for Bacteriology

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[ODP30] 7. Antimicrobial agents and resistance -a. Antimicrobial agents

[ODP-196] Inhibition of LPS-induced oxidative and inflammatory reactions by Kumazasa extract and constituent

Yinzhi Lin1, Shiori Kojima2,3, Hitomi Fukatsu2,3, Masatoshi Hakamata3,4, Toshimichi Asanuma4, Naoki Koide1, Kazuo Umezawa3 (1Dept. Microbiol. Immunol., Sch. Med., Aichi Med. Univ., 2Fukuyu Med. Inst., 3Dept. Mol. Target, Sch. Med., Aichi Med. Univ., 4Industrial Research Insitute of Shizuoka Prefecture)


リポ多糖lipopolysaccharide(LPS)はグラム陰性菌外膜の構成成分であり,脂質部分が膜に入り込み,多糖部分が表面に局在する.感染後,遊離したLPSは体内でマクロファージ等において,TLR-4を介して刺激し,サイトカインストームを誘導して敗血症の原因となる.そこでLPSの活性を阻害する化合物は抗炎症医薬として有用と考えられ,私たちは微生物からLPSを直接不活化するheptadepsinやLPSの下流シグナルを阻害するcyclopenol, cyclopeninを見出してきた.さらにNF-κB阻害剤DHMEQはLPSに誘導されるマウス敗血症モデルで延命・改善活性を示した.一方,クマザサの水抽出物はマウスアトピーモデルを改善することが報告されている.私たちは北海道で採取されるクマザサ(Sasa albomarginata)の水抽出物を添加した手荒れ用クリームを開発した.今回,クマザサ抽出物そのものの抗酸化活性と抗炎症活性を調べ,含有成分をHPLCで解析し,含有成分の抗酸化・抗炎症活性を調べた.その結果,水抽出物および含有が確認されたcoumaric acid methyl esterはマウス単球性白血病RAW264.7細胞でLPSが誘導する酸化反応およびNOおよびIL-6産生を阻害した.さらに両者はマクロファージに分化させたヒト単球性白血病THP-1細胞においてもLPSが誘導するIL-6産生を阻害した.以上のようにクマザサ水抽出物はマクロファージ様細胞において抗酸化活性・抗炎症活性を示し,活性物質のひとつはcoumaric acid methyl esterであることが示唆された.