土木分野におけるIoT/AIのあり方（1)

[CS10-06] A Study of applying machine learning technique to crack detection of road pavement

*福士 直子¹、田島 朋樹¹、松尾 義裕²、岡本 圭介²、伊東 広敏¹ (1. 国際航業株式会社、2. 株式会社ザクティ)

Keywords:Road Pavement, Maintenance and Management, Crack Detection, Machine Learning, Confidence, Training Data

点検効率化へのAI適用にあたり，学習データと異なる範囲のデータを適用させた結果は信頼することができないと言われている．しかしながら，道路舗装の点検データは道路の立地や構造，撮影機器など多様な条件下で取得されており，どこまでが学習データと同じデータであると言えるかは不明瞭である．本稿はそのような背景の下，道路舗装の路面画像を学習データとしてひび割れ予測モデルを構築し，実務を想定した予測モデルの挙動について行っている検証の経過報告である．ある条件下では予測モデルはスクリーニングツールとして十分性能を発揮できるが，そのままでは道路舗装の健全性評価結果としては使えない事が分かった．