我が国におけるBIM/CIMの将来展望（2)

[CS11-13] 構造物の３Ｄデータと地下情報を統合した基盤モデルの構築

*塩﨑 功¹、箱田 利明²、西山 昭一³、大森 高樹⁴、成澤 守⁵、矢吹 信喜⁶ (1. 一般財団法人エンジニアリング協会、2. 日揮株式会社、3. 応用地質株式会社、4. 株式会社日建設計シビル、5. 株式会社エスカ、6. 国立大学法人大阪大学)

キーワード：3Dモデル、地質構造、地下構造物、埋設物

建設時のボーリングデータを元に地質と地下水情報を3Dモデル化し，既存の地下街の3D構造躯体モデルと統合した．次に，地下のライフラインを3Dモデル化し，MR技術とホロレンズを使ってその位置を確認した．さらに，地下埋設物の情報として，仮設用のアースアンカーの3Dモデル化を行い，上記3Dモデルと合成した．今回試行した手法を適用し，地質・地下水情報，構造躯体，埋設物，ライフラインの3Dモデルを統合することにより，構造物・埋設物の新設・改修・維持管理のための調査・設計・施工の大幅な効率化につながるものと期待できる．