[CS12-07] 震源断層を特定した地震動予測地図による予測震度分布を用いた観測震度分布の近似表現
キーワード:2018年北海道胆振東部地震、シナリオ地震動予測地図、モード分解、モード合成、重回帰分析
実際に観測される震度分布と想定される震度分布が一致するケースはほとんどない.本研究では地震動予測地図の高度利用化の一環として,2018年北海道胆振東部地震の観測震度分布を,震源周辺の主要活断層帯である石狩低地東縁断層帯南部の複数ケースのシナリオ地震動予測地図を用いて,重回帰モデルとモード合成モデルで近似表現した.両地震は規模や震源の深さなどは異なるが,震度分布傾向は類似し,ある程度の近似が可能であった.重回帰モデルはRMSEを最小化するが,多重共線性の問題が生じる.モード合成モデルは,重回帰モデルと類似した結果を示し,互いに直交する空間分布の重ね合わせにより,重ね合わせの解釈が容易であった.
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