地震ハザード評価

[CS12-08] Approximation of Observed Sesmic Intensity Map Using Multiple Intensity Maps of Unspecified Fault Earthquake

*吉田 光太朗³、能島 暢呂¹、久世 益充²、高橋 幸宏³ (1. 岐阜大学工学部、2. 岐阜大学流域科学研究センター、3. 岐阜大学大学院自然科学研究科博士前期課程)

Keywords:The 2018 Osaka Earthquake, Unspecified Fault Earthquake, mode decompositiom , mode synthesis, regression analysis

実際に発生した地震の観測される震度分布と，想定されている震度分布が一致するケースはほとんどない．その上，2018年大阪府北部の地震のように，震源周辺に適切に関連付けられる，主要活断層帯がない場合も存在する．本研究では，大阪府北部の地震の観測震度分布を，震源周辺で設定された震源不特定地震の予測震度分布を用いた，重回帰モデルとモード合成モデルによる近似表現を行った．重回帰モデルはRMSEが最小化するが，多重共線性の問題が生じた．モード合成モデルは，互いに直交する空間分布の重ね合わせであり，係数比較による重ね合わせの解釈が容易となる．両モデルを比較した結果，震度分布には大きな差は見られなかった．