[CS12-22] Complex source process during Mw6.2 foreshock of the 2016 Kumamoto earthquake
Keywords:the 2016 Kumamoto earthquake, Double Difference method, source mechanism, fault model, pulses after 5 and 8 s of S-wave initial motion
熊本地震前震においてS波初動(S1)から約5秒(S2),約8秒(S3)遅れの2つの後続パルス波が複数の観測点で確認され,地中地震動においても同様に確認できた.特にS3において最大速度を観測した地点が存在し,工学的に無視できる記録ではない.走時を用いてS2,S3の発生位置を推定したところ,ともに震源の南西側,かつ震源断層のごく近傍であった.さらにメカニズム解を推定したところS2,S3はS1とは異なるメカニズム解をもつと推定された.最後に後続パルス波を考慮した震源モデルの推定を試みたが信頼できるモデルを推定できていない.今後は3次元断層モデルを改良し,前震の破壊メカニズムを推定する.
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