強震動・断層変位

[CS12-25] Basic stady for evaluation of surface fault displacement using discrete element method

*日野 篤志¹、谷山 尚²、西條 生²、豊岡 亮洋³ (1. ジェイアール総研エンジニアリング、2. 埼玉大学、3. 鉄道総合技術研究所)

Keywords:surface fault displacement, discrete element method, internal frictional angle

地表断層変位は，表層付近の地盤の影響を強く受けることから，変位量や影響範囲を予測することは容易では無い．そのような状況の中で，変位量や影響範囲の予測を行うにあたっては，数値解析によるものが主であり，FEMやDEMなどの手法が挙げられる．本稿では，DEMを用いた地表断層変位シミュレーションのための基礎的な検討として，解析パラメータの設定方法の検討を実施した．検討では，小規模なモデルに対して摩擦係数をパラメータとした解析を実施し，実際の地盤の内部摩擦角相当の地盤を構築する手法を提案した．あわせて，既往の模型実験の再現解析を実施することで，その有効性について確認を行い，解析精度の向上を確認した．