[CS12-28] 大開駅妻壁の地震被害の相違に基づいた3次元非線形解析の妥当性検討
キーワード:地下構造物、3次元解析、地震応答解析、開削トンネル、妻壁
近年、地下構造物の断面が複雑に変化する場合などにおいて、3次元解析の実施が増加傾向にある。一方、3次元解析の妥当性について検証した事例はほとんどなく、大地震による強非線形化を伴う構造物を対象として妥当性を検証した事例は極めて限定的である。そこで本検討では、1995年の兵庫県南部地震より被害を受けた大開駅を解析対象として、3次元非線形解析の妥当性について考察を行った。その結果、3次元解析結果では、同駅に複数配置された妻壁の被害傾向に概ね合致する結果を得られた。一方、2次元解析では妻壁の3次元的影響を考慮できず、応答値の過小評価や被害傾向との不整合を生じる可能性があることを示した。
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