令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(地震応答解析,強震動予測,地盤振動,地盤液状化,断層変位,災害調査・解析,地震・津波防災)

地中構造物・管路の地震応答と液状化

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 CS-1 (幸町南6号館 第2講義室)

座長:一井 康二(関西大学)

[CS12-28] 大開駅妻壁の地震被害の相違に基づいた3次元非線形解析の妥当性検討

*大塚 経志郎1、酒井 久和2、西山 誠治3、田辺 篤史3、本田 道識3 (1. 東京電力ホールディングス株式会社、2. 法政大学、3. 株式会社日建設計シビル)

キーワード:地下構造物、3次元解析、地震応答解析、開削トンネル、妻壁

近年、地下構造物の断面が複雑に変化する場合などにおいて、3次元解析の実施が増加傾向にある。一方、3次元解析の妥当性について検証した事例はほとんどなく、大地震による強非線形化を伴う構造物を対象として妥当性を検証した事例は極めて限定的である。そこで本検討では、1995年の兵庫県南部地震より被害を受けた大開駅を解析対象として、3次元非線形解析の妥当性について考察を行った。その結果、3次元解析結果では、同駅に複数配置された妻壁の被害傾向に概ね合致する結果を得られた。一方、2次元解析では妻壁の3次元的影響を考慮できず、応答値の過小評価や被害傾向との不整合を生じる可能性があることを示した。

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