地盤の非線形応答

[CS12-39] Development of support tool to judge availability of mooring facilities after earthquake by RTK-GNSS

*伊藤 広高¹、小濱 英司¹、遠藤 正洋²、黒木 真也³ (1. 港湾空港技術研究所、2. 関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所、3. 関東地方整備局港湾空港部港湾空港防災・危機管理課)

Keywords:RTK-GNSS, Pier mooring facilities , Judgement availability , Earthquake damage, Application

地震直後の係留施設の損傷程度を把握する指標として天端の水平変位があり，その測量方法の１つにＲＴＫ－ＧＮＳＳがある．しかしながら，天端では変形が見られなくても地中部で損傷している場合もあるため，天端の変位から係留施設の各部材の損傷程度を簡易的に推定できるツールの開発を行った．施設の使用可否判断にあたっては大小複数の地震動による地震応答解析を行い，変位量と損傷状態の関係を部材毎に整理し，測量結果から簡単に変位量を計測できるスマートフォンのアプリケーションに変位量から各部材の損傷程度を推定する機能を追加した．地震発生後の仮想変位計測を行い，機能の検証を行ったところ正常に作動していることが確認できた．