地盤の非線形応答

[CS12-45] Estimation of vibration characteristics of expressway embankment using ARX model

*今井 秀樹¹、紺野 克昭³、伊勢谷 真樹²、野田 徹児² (1. 芝浦工業大学大学院、2. ネクスコ東日本エンジニアリング、3. 芝浦工業大学)

Keywords:Expressway embankment, Natural period, ARX model, Microtremor, Earthquake record, Transfer function

常磐自動車道那珂 IC 近くの高速道路盛土 での地震記録，微動記録から得られた法肩と法尻 のスペクトル比（伝達関数）の形状やピーク周期は比較的一致していることを報告している．このピーク周期は盛土の固有周期に対応し，盛土の耐震性を評価する際に重要な指標となる．著者らはこれまで多くの高速道路盛土で常時微動計測を実施している．その結果，伝達関数には明瞭なピークが見られない，あるいは複数のピークが見られるなど，スペクトル比から得られる伝達関数を用いる固有周期の推定が困難な場合も多いことが分かってきた．そこで，近年，建築物の システム同定に多用されている ARX モデルを盛土の固有 周期の推定に適用した.