[CS12-57] ダイラタント流体材料の落橋防止システム用緩衝材への適用に関する基礎的検討
キーワード:ダイラタント流体、ダイラタンシー、ウーブレック、衝撃吸収、緩衝材
橋梁の落橋防止構造と横変位拘束構造にはゴム製緩衝材が設置されているが,一般的にゴムは圧縮ひずみが50%を超えると剛性が急激に大きくなるため,落橋防止構造と上部構造の衝突速度が速い場合,十分な緩衝効果が得られない可能性がある.そこで,本研究では,物体の変形速度(せん断速度)が速くなると剛性が高くなるダイラタント流体に着目した.落橋防止システム用緩衝材としてダイラタント流体を適用できるか検討するため,質量127kgの重錘を衝突物体と見なした衝突実験を実施した.結果として,ある落下高さの衝突まではダイラタント流体に高い緩衝効果があることが確認されたが,高荷重に耐えるには課題があることもわかった.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。