令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(地震応答解析,強震動予測,地盤振動,地盤液状化,断層変位,災害調査・解析,地震・津波防災)

橋梁等の地震時挙動

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 CS-2 (幸町南6号館 第3講義室)

座長:庄司 学(筑波大学)

[CS12-57] ダイラタント流体材料の落橋防止システム用緩衝材への適用に関する基礎的検討

*矢部 賢也1、松田 泰治2、梶田 幸秀2、山崎 智彦2 (1. 九州大学大学院工学府建設システム工学専攻、2. 九州大学大学院工学研究院社会基盤部門)

キーワード:ダイラタント流体、ダイラタンシー、ウーブレック、衝撃吸収、緩衝材

橋梁の落橋防止構造と横変位拘束構造にはゴム製緩衝材が設置されているが,一般的にゴムは圧縮ひずみが50%を超えると剛性が急激に大きくなるため,落橋防止構造と上部構造の衝突速度が速い場合,十分な緩衝効果が得られない可能性がある.そこで,本研究では,物体の変形速度(せん断速度)が速くなると剛性が高くなるダイラタント流体に着目した.落橋防止システム用緩衝材としてダイラタント流体を適用できるか検討するため,質量127kgの重錘を衝突物体と見なした衝突実験を実施した.結果として,ある落下高さの衝突まではダイラタント流体に高い緩衝効果があることが確認されたが,高荷重に耐えるには課題があることもわかった.

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