橋梁等の地震時挙動

[CS12-59] ミャンマー国吊橋の耐震性能照査に係わる報告１　～Twantay橋解析概要と結果～

*吉田 剛¹、合田 哲郎¹、長井 宏平²、松本 浩嗣³、岩崎 英治⁴ (1. 日本工営株式会社、2. 東京大学、3. 北海道大学、4. 長岡技術大学)

キーワード：耐震性能照査、動的応答解析、ミャンマー、吊橋、TDAPIII、Twantay橋

2018年4月1日に発生したMyaungmya橋の崩壊を受けて、ミャンマー国では既設橋梁に対する劣化状況の把握・健全性の評価が喫緊の課題である。特に、ミャンマー国には崩壊した橋と類似した橋梁形式を有する橋が数多く存在しており、それらの安全性を確認する必要がある。これまでに同国では大規模な地震動がたびたび観測されている一方、明確な耐震設計基準が存在しておらず、既設橋梁の耐震性能は不明であることが多い。本論文では、既往の研究により点検・モニタリング・解析的検討が進められてきたTwantay橋を対象とした線形時刻歴応答解析による耐震性能照査結果を報告する。