令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(地震応答解析,強震動予測,地盤振動,地盤液状化,断層変位,災害調査・解析,地震・津波防災)

地震・津波防災

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 CS-2 (幸町南6号館 第3講義室)

座長:山中 亮一(徳島大学)

[CS12-69] 津波避難人命リスクに対する防災丘陵の構造要件
― 概念特性と鎌倉市の津波防災への適用 ―

*金子 大二郎1 (1. 株式会社 遥感環境モニター)

キーワード:防災丘陵、構造要件、人命リスク、津波避難、高規格道路、広域避難地

首都圏の中で津波災害によって知られた湘南海岸の三都市を対象に,津波避難における人命リスクの評価を進めてきた.これまでにハードの防災対策として津波防災丘陵の必要性と効果を唱えてきた.従来のコンクリート構造物である海岸堤防は,海岸環境にそぐわない圧迫感のある景観と,日常の利用が乏しいコンクリート構造物であったことから,住民合意の問題で津波防災事業が滞る課題が続いてきた.本研究では,津波による人的被害を減災する防災丘陵の構造要件について,その概念特性と鎌倉市の津波防災への適用を通し,津波防災に貢献することを目的として研究報告する.

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