都市ネットワーク 防災シミュレーション

[CS12-76] 復旧性評価データベースによる鉄道構造物の地震時復旧性評価法の構築 （その2　RCラーメン高架橋を対象とした復旧性データベース）

*西村 隆義¹、神澤 拓²、田中 浩平²、西村 昭彦¹ (1. 株式会社ジェイアール総研エンジニアリング、2. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード：復旧性、鉄道構造物、レジリエンス

鉄道は地震時の安全性の確保はもちろんのこと，各種機能の�早期復旧が望まれるが，これまでの検討では被災事例を統計的に集計するものが多く発展性に乏しい。筆者らは，鉄道構造物の復旧性を評価することを目的として，構造種別と損傷レベルに応じた復旧工事の日数，人工，費用等を積算して評価したデータベースを構築し，これを用いた復旧性評価法を提案した。2部構成の発表のうち，その2にあたる本稿では，提案する評価の一例として，ラーメン高架橋における4段階の損傷に応じた復旧性を評価した結果を報告する。さらに，別途収集した実例のうち類似の復旧事例と評価した結果を比較することで，作成したデータベースの妥当性を確認した。