リモートセンシングとネットワーク防災

[CS12-89] Research on reference point arrangement and measurement accuracy of UAV photogrammetry in mooring facilities during earthquake disaster

*大矢 陽介¹、伊藤 広高¹、小濱 英司¹ (1. 港湾空港技術研究所)

Keywords:unmanned aerial vehicle, mooring facility, seismic damage, determination of availability, Global Navigation Satellite System

UAVによる撮影画像を利用した写真測量では，地震前後で座標を比較することで係留施設の残留変位を評価することが可能である。画像処理の際，精度を高めるためにGCPの設定が重要であるが，埋め立て地で地盤の液状化が発生するような大規模地震発生時には岸壁が海側へ変位し，水際から数百m程度の範囲の背後地盤が変位することも考えられ，地震前に座標値を取得済みのGCPを利用できないことが想定される。本研究では，係留施設に岸壁模型を設置し，地震時の残留変位を模擬した検証試験においてUAVで撮影した画像データを用い，GCPの配置が係留施設の変位計測精度に与える影響を評価した。