原子力施設に係る土木技術 (1) (断層変位、斜面)

[CS14-01] Estimation of Fault Displacement by High Performance Computing -(1) Simulation of 2014 Nagano-Ken-Hokubu Earthquake-

*篠原 魁¹、澤田 昌孝²、羽場 一基¹、堀 宗朗³ (1. 大成建設、2. 電力中央研究所、3. 海洋研究開発機構)

Keywords:high performance computing, fault displacement, secondary fault, parallel computing, three-dimensional simulation

大規模な内陸地震が発生すると，地震動だけでなく，地表に生じる断層変位によっても土木構造物が被害を受ける場合がある．断層変位に対する構造物の設計･安全評価を行う場合，構造物近傍の断層の変位を定量的に評価する必要がある．断層変位の予測･評価手法として連続体力学に基づく数値解析がある．著者らは断層変位評価のための数値解析プログラムを開発し，2014年長野県北部の地震を対象とした数値解析により，その適用性を確認した．しかし，これまでの解析では，考慮していない副断層が存在していたため，本稿では観測された副断層を新たに追加し，その影響を評価する．