原子力施設に係る土木技術 (2)（構造物、トンネル）

[CS14-12] Development of a performance evaluation method for a fault-crossing tunnel subjected to fault displacement

*秋山 隆¹、藤原 由起¹、三橋 祐太²、島袋 ホルヘ² (1. 日本原子力発電株式会社、2. 株式会社構造計画研究所)

Keywords:tunnel, fault displacement, FEM

原子力発電所の新規制基準では，耐震設計上の重要度が高い施設は活断層等の露頭がない地盤に設置することが要求されている．一方で裕度評価や地震PRAの観点から，断層変位に対する構造物の定量的な影響評価が必要と考える．本研究では断層変位を受けるトンネル構造物に対して，地盤およびトンネルをソリッド要素でモデル化した有限要素モデルにより検討した．さらにトンネルの要求性能を構造保持と定めた上で，土木学会原子力土木委員会による原子力発電所屋外重要土木構造物の耐震性能照査指針・マニュアル2018に従って解析結果を評価することで，断層変位を受けるトンネル構造物の評価手法を示した．