原子力施設に係る土木技術 (2)（構造物、トンネル）

[CS14-15] ベイズ推定を用いた原子力発電所屋外重要土木構造物のフラジリティ曲線算定手法

*片山 吉史¹、酒井 俊朗¹、大鳥 靖樹² (1. 電力中央研究所、2. 東京都市大学)

キーワード：フラジリティ曲線、ベイズ推定、原子力発電所、地震PRA、屋外重要土木構造物、耐震

本研究では，フラジリティ曲線算定に必要な地震応答解析の回数を低減可能なベイズ推定を用いたフラジリティ曲線算定手法を検討した。
ベイズ推定を用いたフラジリティ曲線算定に関する既往研究では，事前分布を実験・観測データ等から評価しているが，本検討では裕度解析により評価した。
本手法を原子力発電所の取水系構造物に適用した結果，本手法による年損傷確率は原子力学会地震ＰＲＡ標準の方法と同程度となった。また，解析回数を3分の1程度に低減することができた。