令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 原子力施設に係わる土木技術

原子力施設に係る土木技術 (3)(液状化、福島第一)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 CS-5 (幸町研究交流棟 6F第一講義室)

座長:河井 正(東北大学)

[CS14-21] バライト沈降層のガンマ線・中性子線遮蔽性能に関する定量評価および遮蔽体密度構造とガンマ線遮蔽性能の関係についての考察

*宮路 将人1、小峯 秀雄1、後藤 茂1、王 海龍1、吉川 絵麻1、吉村 貢2、瀬川 一義1、氏家 伸介3、成島 誠一3、長江 泰史3 (1. 早稲田大学、2. ソイルアンドロックエンジニアリング、3. NB研究所)

キーワード:放射線遮蔽、バライト、重泥水、ガンマ線、中性子線

2011年の福島第一原子力発電所事故以来,廃炉に向けた作業実現のため,放射線遮蔽・放射性物質の飛散防止技術が必要とされている.土質系材料は放射性物質を覆うことでこれらを解決できる可能性があり,本研究では高い粒子比重を有するバライト粉末を泥水中で沈降させた遮蔽体を作製し,そのガンマ線・中性子線遮蔽性能を評価した.また,供試体作製過程を利用し,ガンマ線低減率が遮蔽体の密度構造に依らないことを検証した.その結果,バライト沈降層は湿潤密度の大きい点でガンマ線遮蔽に有意であること,中性子線遮蔽性能は体積含水比で他材料と関係付けられ,低含水の材料として全中性子線遮蔽に有効な可能性があることなどが示された.

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