原子力施設に係る土木技術 (3)（液状化、福島第一）

[CS14-25] ニューマチックケーソン工法を活用した福島第一原子力発電所の廃止措置に伴い発生する燃料デブリや放射性固体廃棄物の中間保管の概念

*本間 美湖¹、阿部 慎太郎¹、鈴木 忠勝¹、小峯 秀雄²、後藤 茂²、岩波 基² (1. オリエンタル白石（株）、2. 早稲田大学)

キーワード：ニューマチックケーソン、廃止措置、福島第一原子力発電所、中間保管、固体廃棄物

福島第一原子力発電所の廃止措置は、21世紀の日本が取り組むべき重要な課題である。
廃止措置に伴い発生する燃料デブリや放射性固体廃棄物は、最終処分までに「閉じ込め」や「隔離」を徹底すること、可能な範囲で物量を低減すること、処分の技術的要件が明確になる前に、安全かつ合理的な、また確実な保管・管理を行うよう保管容量を確保することなどが求められている。
本稿は、燃料デブリや固体廃棄物の中間保管施設の施工法として、ニューマチックケーソン工法の活用を提案するものである。