地下空間の多角的利用

[CS15-02] 京都市の地下鉄を考慮した浸水解析

*武田 誠¹、薮下 大貴²、佐藤 大介¹、村瀬 将隆¹、松尾 直規¹ (1. 中部大学、2. 中日本ハイウェイエンジニアリング名古屋)

キーワード：都市浸水、地下鉄、京都市、数値解析

日本の大都市では，高度な都市化が進んでおり，特に，地下空間の利用が盛んに行われている．一方，近年短時間で大量の雨が降るゲリラ豪雨(局所的豪雨)が多く見られる．さらに，その影響による洪水被害も後を絶たない．仮に大規模な氾濫が発生した場合，地下空間に氾濫水が流入し，地下を利用する人々への人的被害だけでなく，経済や鉄道（交通）に大きな影響を与え，都市としての機能が失われる可能性もある．本研究では，京都市の地下空間を対象とした大規模浸水について検討し、鴨川からの越流による京都市の浸水の特徴、および、烏丸線南部の危険性と地下浸水に対する止水板の効果を示した。