新設および大規模改修時における橋梁計画 (1)

[CS3-06] Report on the meintenance on Deck of Yodogawa-Bridge,Route-2

*廣瀬 彰則¹、奈良 明彦²、坂野 昌弘³ (1. 株式会社エイト日本技術開発、2. 国土交通省近畿地方整備局、3. 関西大学)

Keywords:large scale retrofit, RC slab, steel deck, slab span, change RC slab to orthotropic steel deck

淀川大橋は建設後92年が経過し，定期的に点検，補修が実施されてきたが，床板の漏水，被りコンクリート剥落・鉄筋露出，構造材のき裂など，老朽化による損傷が著しく橋梁性能の低下が明確となっている．このため，橋梁下部・基礎構造の耐震性確保も含めた検討が実施され，重交通共用下でコンクリート床版を鋼床版に全面的に取替える工事が実施されている．
橋梁の維持補修において，特にこのような長期の経年を有する場合には，一般の橋梁補修・補強設計・工事手法では及ばない事項も少なくない．本稿では，この部分に着目して今後の維持管理計画・補修補強計画の参考となるべく報告する．