[CS3-11] 設計競技における歩道橋計画の一提案 ―税関前歩道橋設計競技案の報告―
キーワード:橋梁計画、歩道橋、設計競技方式、鋼曲弦1面トラス補剛箱桁
橋梁設計における設計競技方式の採用は,良質な橋梁デザインを実現する上で有効な手段といえる.そんな中,神戸市三宮で開催された税関前歩道橋設計競技は,既設歩道橋の架替えに際し,斬新で高いデザイン性を有した歩道橋の設計提案を求めるものだった.我々は「The Flowing ―ゆるやかに繋ぎ,ひとの流れを喚起する―」というデザインコンセプトの下,曲線を基調とした平面線形と,なだらかなスロープと連続するアーチ状の補剛トラスを有する鋼曲弦1面トラス補剛箱桁橋を提案した.結果は次点入選であったが,設計競技における本提案が今後の橋梁計画,および設計競技方式採用の一助となることを期待し,その内容を報告する.
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