計算力学 (2)

[CS5-15] 境界要素法による任意形状を有する遮音壁周辺の音場解析

*庄子 諒¹、吉川 仁²、樫山 和男³ (1. 中央大学大学院、2. 京都大学大学院、3. 中央大学)

キーワード：境界要素法、音響、騒音、遮音壁

騒音とは，人にとって不快な音のことであり，深刻化すると身体的，精神的な被害に発展する恐れがあるため，騒音の発生を事前に予測することは重要である．騒音の評価には，近年のコンピュータ技術の向上に伴い，数値シミュレーションが広く用いられている．本研究では，高精度なシミュレーションが可能な，波動音響理論に基づく音場解析を行う．
　著者らは，外部問題に適している境界要素法に着目し，時間域高速多重極境界要素法を用いた音場解析手法の構築を行ってきた．そこで本研究では，先端改良型の遮音壁を模した解析モデルを有する3次元非定常の音場解析を行い，遮音壁の先端形状の差異による影響の検討を行う．