複合構造物 (1)

[CS6-01] Proposal on Shrinkage Analysis Model of steel-concrete composite slab

*山本 将士¹、武部 祐宜¹、今川 雄亮²、大山 理²、山本 一成³ (1. 日本ファブテック株式会社、2. 大阪工業大学、3. 大阪府)

Keywords:steel-concrete composite slab, shrinkage, Bottom steel plate, Analysis model

合成構造の一つとして合成床版がある．筆者らは合成床版における乾燥収縮に伴う影響を実験および数値解析により検討している．既往の研究では，収縮ひずみに対してコンクリート断面を一様に収縮すると仮定したモデルで解析を実施してきたが，コンクリート下部で両者の値が一致しないことを確認している．これは，床版下面が底鋼板で覆われていることが影響していると推察される．そこで本稿では，コンクリートの収縮量が上部と下部で異なる解析モデルを提案し，解析値および計測値との比較検討した．その結果，コンクリート断面を2分割し，鋼材比率でコンクリートの収縮量を変化させた場合に最も実験値に近づく傾向を示すことが明らかとなった．