[CS6-06] RC床版とプレキャストPC 床版接合部の実構造細目における合成作用の要素実験
キーワード:スタッドジベル、合成作用、床版取替え、要素実験
複合構造物を設計する際,スタッドジベル等によって接合された鋼とコンクリートの境界面におけるずれ挙動や合成作用を把握することが重要である.本研究では,鈑桁を想定した新設のRC 床版と,プレキャストPC 床版で床版を取替えた場合を対象とした要素実験を行った.その結果,PCa 床版は鋼とコンクリートの間詰部分で曲げ変形を起こすため,各技術指針に示される耐力に到達した程度で耐荷力が横ばいとなることを明らかにした.また,RC 床版ではスタッド位置とその上下段位置におけるずれ変位は合成された挙動を示したが,PCa 床版ではそのような挙動は見受けられないため,後打ち部が合成構造でないことが考えられる.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。