[CS6-10] Estimation Method of Crack Width within Steel Reinforced Concrete Members
Keywords:SRC member, flexural loading tests, crack width, adhesion
現行の複合構造標準示方書で規定されている鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)部材の曲げひび割れ幅評価式は,鋼とコンクリートの完全付着を仮定した計算が行われている.しかし,断面諸元やせん断スパン比によっては,降伏荷重よりも低い荷重レベルでも鉄骨の付着損失が生じることが報告されている.本研究では,様々なH鋼と鉄筋を含むSRCはりの曲げ載荷試験を行い,最大ひび割れ幅及び強制加振試験により断面内の鉄骨の滑りを測定した.これらの実験データを踏まえて,理論によるひび割れ幅評価式の再構築に取り組んだ.その結果,力学的な根拠に基づく新たなひび割れ幅評価式を提示し,既往の実験結果とも良く整合することが確認できた.
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