[CS6-15] ステンレス2重鋼管合成柱の曲げ耐荷性能に関する実験研究
キーワード:ステンレス鋼、合成柱、ゴムラテックスモルタル、曲げ耐荷力
高度経済成長期より港湾部の護岸や桟橋等に埋設されている鋼管柱や鋼管杭は,鋼製のパイプが主材料である.海洋環境下による腐食劣化や耐震基準以前の構造物の耐震性不足が懸念される.鋼管柱や鋼管杭構造物の補修・補強法が幅広く求められている中,ステンレス鋼とポリマーセメントモルタルを用いた合成柱を施工する工法の有効性を検討した.ポリマーセメントモルタルには鋼材との接着力が高く,収縮の小さい材料であるゴムラテックスモルタルを用いた.また既存の鋼管の外側に耐食性と強度の高い2相系ステンレス鋼を使用して,2重鋼管合成柱とした.本稿では曲げ耐荷性能実験を行って,曲げ変形性能や水平せん断ズレ等を調査することとした.
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