[CS7-05] ダブルフェイス構造を有する伸縮装置のセットボルトの調査と補修
キーワード:伸縮装置、超音波探傷試験、ダブルフェイス構造、セットボルト、点検
高速道路の高架橋に設置された伸縮装置は,軽微な変状でも走行車両に直接影響を与え,さらに劣化の進行によってプレートやボルトの飛散といった重大事故に繋がる恐れがあり,劣化の進行を十分に把握し,計画的な補修・更新を行う必要がある.本稿では名古屋第二環状自動車道におけるダブルフェイス構造の伸縮装置の劣化状況を調査し,セットボルトが路面からの浸透水によって減肉・破断することを確認した.伸縮装置の長寿命化を図るためには,セットボルトの交換はもとより,止水シール材の復旧を定期的に実施することが有効な手段である.
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