[CS8-15] 高温超電導SQUID磁気センサを用いた鋼床版き裂検査技術の開発
キーワード：SQUID、非破壊検査、渦流探傷、鋼床版、疲労亀裂
高速道路一部や大型の橋梁で使用される鋼床版に疲労き裂が生じる問題が発生している．早期にき裂を検知し，事故を防ぐと共に計画的な維持管理を行うことが必要である．アスファルト上から検査可能な渦流探傷法はコストや検査時間などでメリットがあり，検出性能向上への期待は大きい．我々は鋼床版のき裂検査を目的として，高温超電導SQUIDを使用した渦電流探傷システムの開発を進めてきた．厚さ80mmのアスファルトを想定した100mmのリフトオフ距離（検出部と鋼板の間隔）で長さ50mmの模擬き裂欠陥の検出が可能なことを確認するとともに,環境ノイズが高い都市部の高速道路上で安定して測定できたので報告する．
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