土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (4)

[CS9-29] A Study on Parameter of Interferometric SAR Analysis for Displacement Monitoring of Reservoir Slopes Using Satellite SAR Data

*虫明 成生¹、佐藤 弘行²、清水 則一³、佐藤 渉¹、佐藤 匠¹、山口 恭子¹、浅田 典親¹、本田 謙一¹、引地 慶多¹ (1. 国際航業株式会社、2. 国土交通省国土技術政策総合研究所、3. 山口大学)

Keywords:Reservoir slopes, Displacement, Satellite SAR , ALOS-2, Interferometric SAR Analysis, Parameter

社会資本の戦略的な整備や維持管理について，様々な政策や技術開発が実施されており，本研究で対象としているダムについても効率的・効果的な維持管理が求められている．とくに貯水池周辺斜面で地すべり等が発生すると，貯水池の機能や貯水池周辺斜面の保全に影響を及ぼすため，モニタリングが重要となる．筆者らはこれまでロックフィルダム堤体を主な対象に，干渉ＳＡＲ解析による堤体モニタリング方法の検討を行ってきたが，本研究ではＡＬＯＳ－２を用いて貯水池周辺斜面を対象として地すべり等の変動把握を目的とし，干渉ＳＡＲ解析のための処理パラメータ等を検討することで変動抽出の可能性について検討を行った．