令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (4)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 CS-3 (幸町南6号館 第4講義室)

座長:城古 雅典(前田建設工業)

[CS9-32] 時系列衛星SAR解析による河川堤防の標高値推定

日下部 貴也1、*須﨑 純一1、穴原 琢磨2 (1. 京都大学、2. 宇宙航空研究開発機構)

キーワード:時系列衛星SAR解析、河川堤防、PSI

本研究では,より効率的な河川堤防の監視手法として時系列合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar: SAR)解析に着目し,河川堤防の天端,法面の標高値を推定し,その有効性を検証した.まず,上昇軌道と下降軌道で撮影したSAR画像から,各々の衛星視線方向の変動速度を推定した.次に二つの衛星視線方向の変動速度から,東西方向と鉛直方向の変動速度を推定した.最後に,ある年の標高値に変動量を加算して特定年の標高値を推定した.実験の結果,法面では本手法の有効性を確認できなかったが,堤防天端では確認できた.

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