令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (5)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 CS-3 (幸町南6号館 第4講義室)

座長:澤田 純之(安藤・間)

[CS9-44] 低周波加速度センサを用いた多点同期モニタリングによる橋梁の変位解析

*遠藤 義英1、井関 晃広1、皆川 翔輝1、山岸 貴俊 1、松尾 健二2 (1. 能美防災、2. 前田建設工業)

キーワード:モニタリングシステム、加速度センサ、多点同期計測、疲労損傷、RCT桁橋

全国には70万以上の橋梁が存在し、維持管理における点検補助・補修確認の技術高度化、及びコスト縮減を目的としたモニタリングシステムの早急な開発が望まれている。本研究では、近年の高性能化が著しいMEMS型低周波3軸加速度センサを用いたモニタリング技術の確立を目指している。本稿では、実在RCT桁橋に対して加速度センサを設置し、車両通過により発生した加速度から活荷重変位を算出して解析した。解析結果から多点同期計測により得られる低周波加速度センサ間の同時刻の活荷重変位を比較することで、主桁の恒常的な剛性低下や剛性低下位置を推定できる可能性を示せた。

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