土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (6)

[CS9-50] Study on response of a post-installed type corrosion environment detection sensor considering different conditions

*岡本 萌¹、中野 雅章¹、高地 透¹、松山 公年¹、米田 大樹²、土屋 智史³ (1. 日本工営、2. 前田建設工業、3. コムスエンジニアリング)

Keywords:chloride attack, corrosion, sensor, thermo-hygro system

既設構造物に腐食環境検知センサ（以後，センサ）を後施工して，鉄筋の腐食環境をモニタリングする際には，センサ周囲にモルタル等が充填されるため，センサが周辺の腐食環境を短時間では検知できないことが懸念される.そこで本研究ではセンサを後施工した小規模供試体を用いて塩害促進実験及びEPMA分析による塩分浸透分析を行い，塩化物イオンの移動状況及びセンサによる腐食環境検知結果との整合性を確認した.さらにセメント系複合材料の微細構造と物質平衡・移動をモデル化した熱力学連成解析システム（以後，DuCOM^1））を用いた数値解析を行い，センサによる腐食検知結果やEPMA分析との整合性を確認した.