令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (7)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 CS-3 (幸町南6号館 第4講義室)

座長:杉浦 伸哉(大林組)

[CS9-54] 複合現実の空間を実現するデバイスを利用した土木分野への適用性の検討

*太田 敬一1、後藤 裕子1、畠田 和弘1、小林 弘和3、西村 正寛3、渡邊 長浩2 (1. 日本工営、2. 福島県県南建設事務所、3. コーエイシステム)

キーワード:複合現実、MRデバイス、遠隔支援、施設点検、土木構造物、センサー情報

複合現実の空間とは,我々の目の前にある現実空間に仮想的なオブジェクトを重ねた空間のことであり,その空間は,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などのMRデバイスで視聴することができる。複合現実の特徴としては,MRデバイスに具備された各種のセンサーにより,HMD周辺の現実空間を認識した上で仮想的なオブジェクトを配置するため,MRデバイス周辺の全ての空間がアプトプット領域として扱える点である。本稿では,この複合現実の空間を実現するMRデバイスの特徴を利用し,土木分野への利用方法や適用性を検討した結果について,いくつかの試行事例を踏まえ示した。

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