土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (7)

[CS9-61] Development of heart rate monitoring system by using gateway for spot

*松田 浩朗¹、田頭 茂明²、東 住也¹、菅原 健¹、藤本 克郎¹ (1. 飛島建設、2. 関西大学)

Keywords:Vital data, Wearable device, Gateway, Safety management

近年，建設工事の安全性向上の観点から，労働者の脈拍や体温といったバイタルデータのモニタリングに関する研究開発が進められている．これまでのシステムは，バイタルデータを取得するセンサとデータを集約するサーバとをつなぐゲートウェイ機器として，労働者に所持させた携帯通信端末を利用するものが多い．この方法では，労働者および管理者の負担が大きい．
　筆者らは，周辺労働者の共通のゲートウェイ機器を作業集中箇所に設置することで，労働者，および管理者の負担を軽減する，スポット型ゲートウェイによる方法を考案した．さらに，本方法を利用した脈拍モニタリングシステムを開発し，トンネル建設工事において有効性を検証した．