[I-05] 固有振動数を利用したダンパーを有するケーブルの張力推定手法の開発
キーワード:振動計測、ケーブル、張力推定、ダンパー
斜張橋等のケーブル構造物では維持管理においてケーブル張力が設定張力を満足しているか確認する必要がある.張力を推定する手法として現在は固有振動数を利用した高次振動法が用いられている.しかしケーブル振動を低減させるためのダンパーが設置されている場合,振動特性が変化し高次振動法では正確に張力が推定できないと考えられる.そこで本研究ではダンパーを考慮したケーブルモデルより新たな張力推定式を導出した.提案する推定式の妥当性検証を行うため,有限要素法を用いた数値実験を実施した.ダンパーを有するケーブルにおいて提案手法は高次振動法よりも大幅に張力推定精度が向上し,誤差は約±5%以内に収まることを確認した.
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