[I-10] 連成効果を考慮した腐食山形鋼の残存強度評価に関する解析的研究
キーワード:連成座屈、山形鋼、終局強度、弾塑性有限要素解析、腐食
近年,老朽化橋梁の健全度を正確かつ定量的に診断できる部材強度評価法の早期の確立が工学的重要課題となっている.本研究では,腐食鋼部材の残存強度評価法を解析的アプローチから提案した.まず,フラット腐食を伴う山形鋼を対象に弾塑性FEAを実施し,終局荷重と破壊モードを分析した.その結果,3つの座屈様式(曲げ座屈,局部座屈,連成座屈)に分類でき,座屈様式ごとに耐荷力評価を行った.そして,提案した3つの評価式より算出された座屈荷重の最小値を終局荷重とする,連成効果を考慮した簡易な強度評価法を提案した.最後に,異なる断面寸法の山形鋼に対してFEAを追加実施することにより,提案する評価法の汎用性を検証した.
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