[I-105] A basic study on spalling of cover concrete of RC member damaged by reinforcement corrosion
Keywords:corrosion of steel, cover concrete, spalling, impact test
塩害や中性化により鉄筋が腐食したRC構造物や部材に対して合理的かつ効率的な維持管理には,静的及び動的荷重下の残存耐荷性能を定量的に評価する必要があるが,特に動的荷重下では部材が全体破壊で終局に至る前に局部破壊が生じる場合がある.その一つであるかぶりコンクリートの剥落は第三者の生命や財産に影響を及ぼしうるため,剥落の可能性がある部位を予測する必要がある。そこで,本研究では,電食法で鉄筋腐食した扁平状RC梁を製作し,繰り返し衝撃載荷実験を実施することで,配筋,腐食程度や腐食ひび割れがかぶり剥落に及ぼす影響について基礎検討を実施した結果,腐食に位置的なばらつきをもつ部材は剥落を生じることがわかった.
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