令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(耐荷性能)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:石川 敏之(関西大学)

[I-108] 衝突による残留水平変位が鋼桁の力学的挙動に及ぼす影響

*天本 拓也1、ロテ ギリシェン、山口 栄輝1 (1. 九州工業大学大学院)

キーワード:鋼桁、衝突、損傷、耐荷力、鋼床版

跨道橋は,下を走行する車両の積み荷が衝突し,損傷することがある.損傷は橋梁の安全性に影響を及ぼすと考えられるが,影響度合いはあまり研究されていない.本研究では,衝突により主桁下フランジが水平方向に変形した道路橋を対象とする.この橋梁の鋼桁の水平方向残留変位は,これまで発表されている鉄道橋の研究での衝突された桁よりかなり大きい.そこで,この橋梁の鋼桁において,損傷の影響を検討するため,桁の耐荷力を複合非線形解析で求めた.その結果,衝突による水平変位はかなり大きくても,桁の曲げ変形挙動への影響は限定的であるとの結論を得た.なお,本研究は,主たる損傷が主桁の水平変位のみの場合を対象としている.

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