[I-109] リベット継手に生じる残留応力の特徴
キーワード:鋼橋、維持管理、継手、リベット、残留応力
リベット接合が用いられている高齢橋梁の保存においては,損傷したリベットを除去し,新たなリベットを打設する補修が想定される.この際,打設時の入熱により部材が膨張,収縮し残留応力が発生するが,部材の耐荷性能に及ぼす残留応力の影響については不明な点が多々ある.本研究では,リベット打設により生じる残留応力を応力弛緩法により測定した.さらに,熱弾塑性解析において,リベットと鋼板の境界部における熱的,力学的な取扱いを考慮し,実験の温度履歴と残留応力分布を概ね再現した.また,実験および解析結果の残留応力分布から,リベット孔に対して径方向には引張応力,周方向には圧縮応力が生じることを明らかにした.
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