令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(測定)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:大島 義信(土木研究所)

[I-128] 吊橋主ケーブル断面温度の推定法と補剛桁標高への影響

*梅本 幸男1 (1. アサノ大成基礎エンジニアリング九州支社 )

キーワード:長大吊橋、維持管理、主ケーブルの温度計測法、温度による形状変化

長大吊橋補剛桁の標高が日照や大気の温度変化によって変位することはよく知られているが、その状況を調査した例はあまり発表されていない。筆者は長大吊橋の計測業務に携わった時に、日照や大気の温度によって主に主ケーブルが影響を受け、それにより補剛桁の標高が想像以上に大きく変位していることを確認した。これらの変位量は吊橋の大きさからみれば微々たる値ではあるが、主ケーブル温度を適切に評価しなければ実形状を把握できないこともあり、安全性の判定を左右する可能性もあると考えた。
 そこで、日照や大気の温度変化を受ける主ケーブル温度の推定方法を検討するとともに、それによる補剛桁の標高変位を実測で確認した。

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