令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(測定)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:大島 義信(土木研究所)

[I-129] K値ゲージを用いた疲労き裂深さの同定

*曽場 知世1、関屋 英彦1、森近 翔伍1、丸山 收1、田井 政行2、高木 真人3、三木 千壽1 (1. 東京都市大学、2. 琉球大学、3. 共和電業)

キーワード:疲労き裂、K値ゲージ、応力拡大係数

疲労き裂は,繰り返し応力がかかることで発生するき裂である.疲労き裂を放置すると,部材の破壊につながる危険性があるため,鋼橋の疲労き裂に対しては適切な補修・補強が必要となる.そのためには,き裂深さを把握することが重要である.き裂深さを把握する方法として,超音波探傷試験を用いた手法がある.しかし,浅いき裂に対しては,検査技術者に高度な技量と豊富な経験が要求されるため,簡易な疲労き裂深さの同定手法の開発が求められている.そこで,本研究では,新たな手法として応力拡大係数(K値)を計測できるK値ゲージを用いて,表面におけるき裂先端でのK値を計測し,計測したK値からき裂深さの同定を試みる.

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